滋賀の超競合GUYS相手に滅多打ちと自滅の地獄絵図

滋賀県で活動する草野球チーム滋賀カープスはこの日も元気に活動してきました。
本日は以前対戦させてもらったGUYSさんとの再戦を行ってきました。
※試合の内容は記事最下部の動画からご覧ください。

まず結果からいくと10点以上の大差を持っての大敗となりました（あまりの四死球と盗塁や失策の絡む失点の多さにスコアに書ききれませんでしたので正式な点差はわかりません）

この日はチームの要であるセッチーが不在ということでまさにスクランブルという状況での試合で当初から厳しいものになると想像はしておりましたがここまで無残な結果になるとは正直想像していませんでした。

投げては久しぶりの登板となる豪がまったく制球が定まらず、まさに大炎上状態で合計10四死球に多数の暴投で試合を壊してしまいました。しかしだからと言って豪をショートに置けたのかというとそちらのほうが久しぶりの参加であまりに難しいポジションでしたのでこれ以外に策はありませんでした。
セッチーが試合に出れないとわかってから急遽さっちゃんショート、タニーサードで練習してきましたがやはり付け焼刃ではどうにもならず、GUYSのレベルが違いすぎる強打から放たれる弾丸のようなライナーを正面であっても止めることはできませんでした。

見る見るうちに奪われていく失点を見つめながら、いかに監督としてセッチーに頼りすぎていたかを痛感し、もっと多様なシフトをストックしとくべきだったと感じていました。

私は大阪で10年近く草野球のチームを率いてきましたが、まさに滋賀は異次元です。サラリーマンが少ないため本当にメンバーが固定できません。若者が少ないせいもあり野球人口もはるかに少ないです。その中で経験者をいかにバッテリーに置くか、メンバーに引き入れるかが草野球チームのトレンドのようにも感じます。ですので初心者も受け入れながら練習して成長し伸びていくということをコンセプトにしているチームはごく僅かか、滋賀カープスだけかもしれません。

私は滋賀カープスが目指している野球が好きです。
もしも同じようにこの滋賀カープスの野球にやり甲斐を感じているのであれば、そのチームを残していけるように全員で努力しなければなりません。チームは監督だけではどうにもなりません。全員でこのチームを成長させていくという気持ちと行動が大事なのです。ただ与えられたものだけをこなすのではなく、自分自身がどうなりたいか？うまくなりたいのか？そう目標を立てて、その目標に向かうために自分で心を動かし、行動として起こさなければなりません。

草野球は確かにただの遊びです。しかしされど遊びです。多くの人が関わる競技です。グランドをとる人、メンバーとして来てくれる人、ビデオを撮ってくれる人、道具を持って帰ってくれる人。試合であれば相手さんのメンバーの方々。

それをただの遊びと思っていてはかならずどこかに失礼が生まれているはずです。
だから参加することもそうですが、とにかく一生懸命全力で野球やその周り必要なことにも挑まねばなりません。

このように文章に起こすと面倒と感じる人もいるかもしれませんが、それが私の推進する草野球です。
「ただ集まればいいやん」
「ただ試合できたらいいやん」
「そんなこと考えなくてもいいやん」
「楽しかったらそれでいいやん」。
そんな考えや行動ではきっとそこは誰かにとっては楽しくない場所になっているはずです。だから全員が楽しい場所にするためには、全員で面倒を少しづつ担う必要があるのです。それは極力参加すること、一生懸命練習すること、いろいろなことを手伝うこと。そうやってここは全員が楽しめる場所になるんです。「誰かがやってくれるでしょ？」そんな考えでは草野球チームは簡単になくなってしまいます。「自分がこのチームを守る」そのような想いを全員で持たないといけないのです。

と、話は逸れに逸れましたがこんな状況でも多くのいいプレーがありました。

私の中でこの日一番目立ったのは福ちゃんでした。出席率の兼ね合いからDHの守備であるライトになった福ちゃんでしたがふてくされることもなく一生懸命内野ゴロのカバーに走っていました。その後２試合目のレフトでもカバーの動きが目立ちました。久しぶりの参加もありなかなかうまくかみ合わなかった豪にも終始声をかけ続けている姿は非常に印象的でした。

カー君はスタメンから落ちたもののずっと審判に行ってくれたり、途中参加でもセカンドからずっと制球が定まらない豪に「置きにいく球はいらんよ！」と声出ししていました。カー君の声出しは内容が私好みで非常に印象的でした。私も豪にストライクが入らないからと縮こまないでほしいと思っていましたのであの声出しはよかったです。