今日はホームで壮絶4時間練習!

先日の春陽気と打って変わって練習開始時は30分は雨が降っては止むを繰り返し、気温も少しだけ低い中でしたが後半からは雨も止みほぼ休憩なしの練習に全員寒さを忘れヘトヘトになる猛烈な練習も先週に引き続き4時間行ってきました。滋賀県湖西の草野球チーム滋賀CARPSは本日も元気です!

まずは体操から。雨がパラパラ降る不穏なスタートでした。

キャッチボールです。

キャッチボールは毎度長く取りました。キャッチボールはまさに滋賀CARPSの象徴です。相手を持って胸に投げ込みましょう。

前半2時間は半グランドだったのでそれを利用してトスバッティングを思いっきり行いました。

この日はベーヤンがトス係になってくれました。滋賀CARPSではトスと言えばトス上手な沙耶ちゃんですが今はお休み中ですので皆で回しています。しかしそれがちょっと面白かったりもします。それは人によって色々なトスの上げ方をするからです。ベーヤンのトスは、かなり速いテンポで6-8球ポンポンと投げてボールを回収、それを繰り返します。初めはそつなくこなせますが徐々にそれがしんどくなってきて、皆ぜーぜー言い始めます。

ちゃんとどっしり構えて打つ練習も大事ですが、このように打っては戻す打っては戻すというのを繰り返す作業も実は大事なのです。遠くに飛ばしてやろうと肩に力が入るとオーバーなスイングになりがちですが、このようにわんこそばのようにポンポンと打つときはスイングがシンプルになって実は綺麗な動きをしています。そしてバットの初動が早くないといけないので早いストレートなどにも対応できるような練習になるので定期的にはこのようなトスもアリだなと思いました。

その後はホシ★や清大もトス係をしてそれぞれ特徴あるトス上げをしていました。清大のラスト27球連続トスバッティングはよく頑張りました。最後のこの通り・・・・

練習の合間にのちに練習する野球グランド側の水たまりを皆でスポンジを使って吸い取り作業しました。真が自分で気を使ってスポンジとバケツを買ってきてくれ、清大も多くのスポンジを持ってきてくれたので全員で水取作業です。

手の空いているメンバーは事前にベースを配置したりもしました。

この景色はとっても良いモノでした。草野球はただ野球をやっていればいいのではありません。グランド取得、野球の準備から後片付け、マネージャーと言う立場から支えてくれる方、道具の持ち帰り、全てを自分たちでやらねばなりません。そしてそれらを皆で共有し進めていく事で全ての事に感謝の気持ちを持つことが出来ます。道具がある事、グランドがある事、キャッチボールをする相手がいる事、これらは当たり前ではありません。全ては特別でいつもそれらに感謝しなければなりません。このグランドの水取りも全員で泥だらけになりながらすることで、「晴れているときにいつも当たり前に使えている綺麗なグランドっていつも良い状態だったんだな」と気づくことが出来ます。このブログを読めているのもマネージャーさんが4時間ずっとカメラにビデオに走り回ってくれているからです。常に広い視野を持ち、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

後半2時間はほぼ休憩なしの猛烈シートノックでした。

途中の休憩でキャントクからメンバーにお話がありました。内容はこんな感じ。

ようやく滋賀CARPSも練習で安定して7人以上揃うようになってきたのでそろそろある程度メインポジションを決めて練習していきます。そして近い未来来るであろう試合に向けてのスタメン権についての話がありました。
試合では9人がスターティングメンバーとして選ばれます(滋賀CARPSでは全員打ちなどはしません)。そのうちの1人は出席率が100%のキャントクも入ってきます。ですから8人の枠を奪い合う事になります。しかしキャントクは守備に付くよりもその守備の機会は譲るつもりです。つまり本来出席ポイントが10人目でスタメン落ちですがキャントクの守備としてポジションに就くことが出来るという事です(時には10人目ではなく試したい選手をあてがう事もあります)。なのでキャントクは実質DHになるという事です。他にもまだまだ守備が不慣れな選手がいれば同じように控え選手が守備だけで出るという形もあります。

そしてこれは今日話し忘れた事ですが、スタメン落ち選手も後半必ず試合には出れます。7回制であれば5回からなど必ず試合には出れるようにするのが滋賀CARPSの方針です。当然出席率が非常に低い場合はそれに応じて6回からなどもあります。
基本は出席率が選考基準になりますが、それ以外にも普段からどれだけチームに貢献しているか、今日まで貢献してきたかなども当然ですが選考基準になりますのでそこはご了承ください。それらは普段からキャントクが常にチーム全体を見て判断しております。

話を戻します。
上記の事を踏まえ今後の主要ポジションを目指してシートノックが行われました。ほぼこれが2022年の総合練習としてはスタート地点です。当然もうめっちゃくちゃでした。でもそれは当たり前です。この日集まったメンバー全員が違う土地で育ち、違う環境で野球に向き合ってきました、スキルも違う、知識も違う。当然無茶苦茶です。でもこのメンバーでやっていくのです。だから練習していくのです。

私はいつも言います「練習は上手くする為じゃなくて、上手くなる為にする事」。当面シートノックはこの状態が続くでしょう。それはとても良い事です。失敗する事、上手くいかない事は、今このチームに欠けている事だと見つけられるからです。今日の練習でボロボロだったこと、それは今後全て必要になる事です。

野球って何となく遊びの延長線上にあった人も多くいると思います。投げて打って走って、何となく上手かったら野球が出来ていると思いますよね。でも本当に試合を目指すとき、自分一人だけ良くても試合には勝てません。全員で一つにならないと勝てません。外野からの返球も一人では成り立ちません。外野の守備力、肩、正確性、次に捕手の的確な指示、そして中継に入る選手の守備力、理解力、知力、肩、更にはカバーに入る個々の選手の知識、スキル、精度。外野からの返球一つとってもこれだけの要素が詰め込まれています。
それを知らない人もいます。知っていても簡単には出来ません。当然その9人が集まっています。滅茶苦茶になって当然です。

だからそれをいつの日かに向けて焦らずに1個1個解決してくのです。それが練習です。
僕たちがテレビで当たり前に見ている野球中継はこれらを全て行っているのです。明日から高校野球でも構いません。よく見てください、一つのプレーに関して多くの選手が一斉に動いているのがわかります。私たちはそれを目指します。

簡単ではありません。すぐに出来る事ではりません。下手をすれば1年は試合が出来ないかもしれません。でも焦らないでほしいです。これが野球です。心を一つにしなければ試合などできません。個々のスキルの上達と、組織としてのスキルの上達、これがかみ合ってようやく試合が出来ます。

その象徴が本日より正規入団したキョンキョンの存在にあると思っています。キョンキョンはまだまだ野球のスキルは真っ白な状態です。そのキョンキョンを含めて練習する事は分かりやすく相手を想う、そしてカバーする精神が選手に養われると思っています。すでに本日のシートでその片鱗は見えていました。
私はよく言うのですが「上手いやつは下手なやつをカバーしてなんぼ」。良く野球では上手な選手が下手な選手を見下す風景をみます。しかし私はそれを見て普通に思う事があります。「じゃあ、自分の事もやりながら他の人の分も仕事をしなさい。誰かをカバーできないで上手いもくそもない。本当に力があるのであれば出来るはず」。
本日セカンドに入ったキョンキョンを2時間ずっとカバーしたのはセッチ―でした。猛烈な運動量でショートとセカンドの仕事を一人でこなしました。ファーストのベーヤンも声をかけたりフライを変わりに捕ったりとカバーしてくれました。これは非常に美しい光景でした。セッチ―は後半かなりばてていましたが弱音を吐かず最後までその仕事をこなしました。まさに漢でした。

この環境中ですこしずつキョンキョンが実力を上げればセッチ―もメインポジションでの仕事も集中できますし、このように成長していく形が出来ます。
今日の練習でもわかったと思いますが、野球は相手を想うスポーツです。そしてその為にも自分のスキルを上げることも非常に大事です。自分のスキルを上げることは組織としての動作の時の成功率を上げるきっかけになります。しかし組織で守る事で個人のミスもカバーする事が出来ます。これが野球の面白いところです。

簡単に入る事が出来る野球。でもその先は凄く難しい。でもこれを乗り越えたらまた楽しい野球が待っています。
つまり楽しい野球する為には、厳しい練習をしなければなりません。
それが滋賀CARPS、漢の道。

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