弱者のルール

三寒四温、まさにそんな春秒読み前に滋賀もなってきました。練習開始頃は喉がどんどん乾くような温かさの下練習が行われました。滋賀県湖西の草野球チーム、滋賀CARPSは本日も元気に2時間30分の練習を行ってきました。

まずは体操。きゃんとく体操は軽い筋トレもしますよ。(というかキョンキョンの体の柔らかさは凄い・・・)

キャッチボール。

この日も20分近くじっくりと時間をかけてキャッチボールを行いました。

とにかく野球の全ての基礎はこのキャッチボールにあります。相手の事を想って相手が捕りやすいようなところにめがけて投げ込む。そしてその後に行われるノックでの送球を意識して投げ込む。守備練習の基礎もこの投げるという事です。

シートノックを行いました。

しかしこの日レフトとセンターに就いた福ちゃんとエッティーの送球がいつまでたっても安定しないのを見て急遽二名だけは別の送球練習に切り替えました。

その間、他のメンバーは軽いノックを行いました。

その後少し休憩を置いてのシートノック&シートバッティングを行いました。

実際に投手が球を投げ打者が打ってランナーにも出ます。

この練習にかなりの時間を要しました。

最後は守備組を打者にしてフリーバッティングを行い練習を終了しました。

この日、練習前、練習休憩中、練習後、と頻繁にキャントクから全員に少し長い話をしました。

滋賀CARPSははっきり言って強いチームではありません。どちらかと言えば弱い部類に入るチームです。選手全体を見回しても器用に複数のポジションをホイホイと守れる選手ほぼもいません。肩はめっぽう強くても制球がままならない、正面はガッシリ捕れるけど肩が弱い。練習熱心だけど土壇場に弱い。このように特化型の選手が多く存在しています。つまりは一人ではその力を生かすことは出来ません。全員のデメリットを全員でカバーしなければなりません。もしそれが出来るようになったとき、滋賀CARPSは非常に大きなメリットを持ったチームになります。

ではどのようにそのデメリットをカバーしていくか。
まずは「自分の弱点に向き合う」事です。

今日、キャントクは練習後全員に「今日の自分の良かったところ、悪かったところを言ってください」と質問をして、その後「では自分で話した今日のダメだった部分をどうやったら改善できると思うか?」と問いかけました。これが今、各メンバーに求められている事です。今の自分に足りないものは何か?それを分かっているか?それを自分で打開する方法を知っているか?
キャントクからも色々と修正点は声をかけていますが、一番大事な事は言われる前に自分で気付いて自分で修正に向かう事です。

送球が安定しない選手は例えば誰よりも早く来て体操などを早く終わらせ空いている場所で壁当てでもしたり、誰かが来ればすぐにキャッチボールをお願いしたり、家ではシャドーピッチングでフォームを強制したり、練習中のキャッチボールでも自分が担当する長さを測って、その間隔で中継を想定したキャッチボールをしたり、皆が休憩しているときにでも送球の練習をしたり。それらをやってもわからなければ誰かに教えをこうたりする。自分で自分に向き合い、自分で解決を目指す。これほど成長する方法は他にありません。
練習ではいくら失敗しても良い。でもその失敗には意味がないといけない。その失敗を糧に成長する事を目指さないとそれはただの失敗でしかないのです。

そして技術面よりももっと大事な事もあります。
それは弱者でも強者に肩を並べる事が出来る事を必ずする事。
声を出す事、一塁まで一生懸命走り抜ける事。悔いのないように一生懸命野球に向き合う事。
弱者なのに声も出さない、意思の疎通もしないでどうやって強者に立ち向かうのか?
弱者ならば今出来る事は絶対にしなければいけません。

例えばシートノックであれば声を出して意思の疎通を必ず図る事。
それをしてもまだどこに投げていいかわからない。どこに走れば良いかもわからないのです。ではせめて声を出して今の状況を確認しあう事は絶対に怠ってはいけない事です。

今はまだまだほとんどの選手が覚えることが多すぎて、課題が多すぎて頭が真っ白だと思います。でも繰り返し繰り返し飽きるほど一緒に練習して”楽しい野球”が出来るように今は地獄の中を一緒に駆け抜けていきましょう!
それが滋賀CARPS、漢の道。

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